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Mizuno Inside Report 2007 ミズノインサイドリポート2007
水野 鍛造 (みずの たんぞう)
ミズノ株式会社のゴルフ広報担当。ミズノ入社以来、10数年に渡りクラブ・用具選手等のPRを主業務とする。ある時は、ツアーの現場から。ある時は、新製品の開発現場から。またある時はミズノ社員しか知りえない丸秘の現場から。常に”現場”からミズノのHOTな情報を発信し続けている。誰よりも、ミズノの軟鉄鍛造アイアンを愛する36歳。
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2007年05月17日(木曜日)
〜全身で飛ばす!〜飛ばしのメカニズムはクラブだけではない!<シューズ篇>
 

みなさん、こんにちは水野鍛造です。

前回までは、ツアーの現場からのリポートが続きましたが、今回はミズノが昨年から推奨する、飛ばしへの新たなアプローチ「全身で飛ばす!」について、深く切り込んでみたいと思います。

みなさんもご存知の通り、2008年の1月1日より、高反発モデルのクラブの使用が規制され、0.83を超える反発係数を持つクラブは、ルール不適合という現実が待っています。

それに伴い、ミズノでは、2006年度の新商品から、全てルール適合品での展開をしてきましたが、ユーザーの中には、適合品=(イコール)飛ばないクラブ・・・というイメージを持つ人も少なくありません。

適合品であっても、様々な開発の方向性を組みあわせていくことで、高反発モデル以上に飛距離アップできるクラブとなっているのは事実ですが、高反発モデルが使えなくなることで、飛距離を求めることを諦めた・・・という声も聞こえてくる始末。
070516_04.jpg

ならば、そういう人達のためにも、飛びを諦めないアプローチはできないものか・・・という発想から、ミズノの「全身で飛ばす!」プロジェクトはスタートしていったのです。

そして、ゴルフクラブ以外でのヘッドスピードのアップやミート率の向上に焦点を絞っていく中で辿り着いたのが、シューズ・グローブ・ウエアという3つのアイテム。

これまでは、それぞれ単体ごとの機能追求をしてきたものを、その従来の機能追求はもちろん、飛距離アップするための機能により特化させた開発をすすめていったのです。

では、具体的に商品の特長説明をしていきましょう。
まずは「全身で飛ばす!」の根幹を成すシューズから。

シューズにとって重要な機能は、履き心地につながる優れたクッション性能と安定性に裏付けられたグリップ力

しかし、これまでそのグリップ力の追求は、地面に対しての圧力、即ち垂直方向の解析がメインで行なわれていました。
スイング中に起こる「体重移動」とは、一見横方向へ動く力のようなイメージがありますが、実際には「連続した縦方向への圧力」であり、従来の解析方法では本当のグリップ力を向上させることは不可能だったのです。
同時に発生する「足が滑る水平方向」の解析が必要という結論に至りました。

そこで、ミズノではスイング時に足が滑ろうとする力を三次元で解析した結果、体重移動方向とは異なる方向へ動こうとする力が働いていることを発見。
上半身の回転運動の反作用により、右利きゴルファーの場合、左足は前方向へ。
右足は外後方へのズレが生じていたのです。

そこで、足元のグリップ力を高めるためには、この片足ごとの水平方向のズレに対し、グリップ力を強化させることが重要ということで特定方向のグリップ力を高める「IGスパイク」を誕生させたのです。

その形状は三角形で、一方向のみに爪のように突き出たスパイクがあるのが特徴で、このスパイク部分をズレる方向にセッティングすれば、しっかりと足の裏が地面を噛み、自然とスイングの壁が生まれ、安定した土台を作ることができるようになったのです。

出荷時には、上記のスタンダートセッティングとなっているものの、スライスに悩むゴルファーには、流れる左サイドをより強化させるドローセッティングも可能となっているので、無駄なくボールをつかまえて、方向性と飛距離を大幅にアップさせることができる。

つまり、スパイクのセッティングを変えるだけでゴルファーの悩みを軽減させ、飛距離アップへと繋げることのできる画期的なゴルフシューズに仕上がっているのです。

この「IGスパイク」に加え、さらなる飛びのコンビネーションとして、07年モデルから取り入れられているのがソール部に特徴を持たせた∞(インフィニティウエーブ)」ソール
歩行時の衝撃を吸収するため、波形のプレートを上下に重ねることで、空洞が前後に2つ空いた独特なソールとなっています。

 また、この「∞(インフィニテエーブ)」ソールは、硬質な素材で形成されています。
従来は、ソール部分のクッション性を高めるためには、スポンジ素材でソールを形成していましたが、時間の経過にあわせて、このスポンジ材が劣化。
クッション性が落ちるだけでなく、スイング時の安定感も大きく損なわれていることにも着目しました。

070516_01.jpg
そこで∞(インフィニテエーブ)」ソールを硬質な素材で形成することで、その素材の劣化による機能低下を防ぎながら、形状を波形のプレートを合わせることで、優れたクッション性を実現。
素材特性によって、ソール部の剛性も高いことから、スイング時の安定感はより一層高まったシューズになっていったのです。

50人のテスターに従来のシューズと打ち比べてもらった結果、この「IGスパイク」と「∞(インフィニティウエーブ)」ソールとの相乗効果によって、実に約6ヤードの飛距離アップを達成。シューズを変えるだけで、飛距離アップできることを多くのテスターが体感しました。

飛距離アップは(私も含めて)ゴルファーの夢ですよね。
クラブ+ギアで飛距離が伸ばせる。
まだまだゴルフは飛びを求めることが出来るんですね。

次回は「全身で飛ばす!」第2弾としてグローブ、ウエアの紹介をしていきます。

2007-05-17 14:54
この記事のURL
http://www.golfersland.net/blog/2007/archives/2007/05/post_18.html
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