MIZUNO 明日は、きっと、できる。

Mizuno Inside Report 2007 ミズノインサイドリポート2007
水野 鍛造 (みずの たんぞう)
ミズノ株式会社のゴルフ広報担当。ミズノ入社以来、10数年に渡りクラブ・用具選手等のPRを主業務とする。ある時は、ツアーの現場から。ある時は、新製品の開発現場から。またある時はミズノ社員しか知りえない丸秘の現場から。常に”現場”からミズノのHOTな情報を発信し続けている。誰よりも、ミズノの軟鉄鍛造アイアンを愛する36歳。
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2007年11月05日(月曜日)
ミズノクラシック〜伊勢志摩〜昨年の悔しい経験があったからこそ…2年にわたったドラマが完結 新しい女王! 神話の郷に誕生
 

みなさんこんにちは水野鍛造です。11月2日の開幕から、あっという間の3日間。
熱戦が繰り広げられた『ミズノクラシック〜伊勢志摩〜』は、上田桃子選手の優勝で、幕を下ろしました。

つい先程まで、熾烈な争いが繰り広げられていたここ、近鉄賢島カンツリークラブにも、今は静寂の時が戻り、新たに誕生した女神を祝福するかのような秋の柔らかい陽光が、木々から伸びる長い影を描き出しています。

優勝を遂げた上田桃子選手は、初日、2アンダーの10位タイでスタート。
2日目には、67と爆発し通算7アンダーで、一気にトップタイへと躍り出ます。
“海外の選手は、判断の速さ、環境変化への対応も速いので、最終日は自分のプレーを貫いて、最低でも5〜6つはスコアを伸ばさないと勝てない”
と臨んだ最終日は、まさにその気持ちを貫くプレー。
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7番ホールでは、日本の女子ツアー制度へと移行した73年以降、8人目となるアルバトロスを決めるなど、神がかったショットとパットを連発。
後半、マリア・ヨース選手に一時は並ばれたものの、16番ホールでは勝負を決定付けるバーディを奪取。
残り2ホールも気持ちを決して切らせることなく攻め続けると、最終ホールでは、デッドヒートを繰り返していたマリア・ヨース選手のボギーを誘い、女神の栄誉を手繰り寄せていったのです!

最終日は、1アルバトロス、4バーディ、1ボギーの6アンダー・66ストロークのラウンド。通算203ストロークの13アンダーという、他の追随を許さない圧倒的な強さで『ミズノクラシック〜伊勢志摩〜』の歴史に、新たな女王として名前を刻んだのです。
そんな、見事な優勝を遂げた上田桃子選手といえば、思い起こされるのが昨年のこの大会での展開。2日目を終了した時点で、単独トップに立っていたのが、この上田桃子選手だったのです。

しかし、初優勝のかかった最終日は、押し寄せるプレッシャーの前に、なすすべなく崩れていったのは、ゴルフファンなら記憶の残るところ。
ですが、彼女にとって、最終日・最終組という独特な雰囲気の中で戦った経験。そして、それに敗れて流した悔し涙は、“絶対に勝ちたい! 絶対に負けたくない!”という強い気持ちを呼び起こすことにもなり、その後の大きな変化へと結びつくターニングポイントとなったのです。

ゴルフへの取り組みも大きく変わり、オフシーズンを過ごすと、迎えた今シーズンの春先には念願の初優勝。その後も着実に優勝争いに顔を出すトッププレイヤーに成長すると、今シーズンは3勝をマークして、賞金女王争いをリードする存在になっていったのです。
そして、既に1億円プレーヤーが3名誕生し、その先頭に立って臨んだ今大会でも、その強さを如何なく発揮。外国人選手が2日目まで、上位を占めていた中でも、決して気後れすることなく、自分のやるべきことを貫いていったのです。
昨年の悔しさがあったからこそ、今の上田選手がある。昨年の涙も印象的でしたが、今回の笑顔も本当に印象的でした。

そして、我らがミズノ勢もこの3日間、1打の重みを噛み締めながら頑張りました…。
“優勝を目標にひとつでも上の順位を目指して頑張ります!”
と力強く語ってくれた飯島茜プロは、好調さを裏付けるように北西の風が吹き付ける中、初日2アンダーの10位タイという好スタート。

しかし、ムービングデーとなった2日目は、出だしの1番ホールからティショットを曲げてしまい、いきなりのピンチ…。何とかそのホールはパーで切り抜けたものの、3番でボギーが先行すると、ショットでの修正が利かなくなったのか6番からは3連続ボギー。
バックナインも1バーディ・2ボギーと歯車の狂ったちぐはぐなプレーとなってしまい146ストロークの通算2オーバー、38位タイまで順位を下げてしまいました。

そして、2日目の悪い流れを取り戻そうと前向きに臨んだ最終日。10番スタートの前半のハーフは、パーを並べていく我慢のゴルフ。しかし、後半には、バーディを先行させ、70ストロークの2アンダーフィニッシュ。通算216ストロークのパープレー、35位タイで3日間の戦いを終えました。
もう一人のミズノ勢・木村敏美プロも通算5オーバーの58位タイ。という結果で3日間を終了。来年への雪辱とミズノ勢としての奮起を約束し、コースを後にしておりました。
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しかし、この『ミズノクラシック〜伊勢志摩〜』で、毎年実感することは、日本でありながら、戦う舞台はまさしくUSLPGAツアーということ。
1打1打にかける集中力の高さや世界トップレベルといわれる選手達の高いモチベーション。
そして、“ここゾ!”というチャンスを決して逃さない百戦錬磨の駆け引き。
さらに、プレッシャーの掛かる場面でも自分自身の信念を貫き、発揮していける強い精神力と忍耐力。その全てを発揮させた選手こそが、今回優勝した上田桃子選手であり、その張り詰める緊張感を同じ空気のもと、肌で感じることができたことは、私自身にとっても、非常に貴重な体験になったと思います。

優勝を遂げた上田桃子選手は、表彰式後の共同記者会見で
“今シーズンは、優勝争いを続けても結果的に涙を流す機会も多かった。苦しいことも多かったが、自分のプレーを我慢して続けることで、いいことにもつながっていくのだなぁ…と思えている。
この試合は、アメリカツアーの試合で、優勝したことで来年の出場権も得られたが、まだまだ私には準備しなければいけないことがたくさんある。
技術・メンタル・英会話など、自分が本当に戦える準備ができてからアメリカで戦ってみたい。
初日の終了時、岡本綾子プロに「人のことは気にしないで、自分のプレーをしなさい」とアドバイスをもらってから、私の中で何かが吹っ切れた。
アドバイスいただいた言葉は、この試合だけではなく、今後のゴルフ人生で本当に大きなものとなる。
そういった意味でも、この試合で得た経験を今後も生かしていきたいですね”
と語り、昨年だけでなく、今年のこの『ミズノクラシック〜伊勢志摩〜』でも、上田プロの今後へと繋がるドラマが生まれていたのです。

ミズノ勢も、結果を残すことができなかった今年の悔しさをバネに、来年の表彰式では、優勝杯を高々と掲げているシーンをファンの方々と一緒にこの目に焼き付けたいものです。

世界を相手にミズノ勢よ頑張れ!

さて、これにて今回のリポートも終了したいと思います。
現地まで足を運んでいただいた多くの方々、テレビの前で熱い声援を送っていただいた皆様。さらに、このブログをお読みいただいた方々。本当に、ありがとうございました。

次回以降は、再びギア情報やプロの動向など、HOTな情報を随時公開していきたいと思っておりますので、どうぞお楽しみに。

それでは皆さん。ありがとうございました。

2007-11-05 10:23
この記事のURL
http://www.golfersland.net/blog/2007/archives/2007/11/2_1.html
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