ミズノ・インサドリポート
水野 鍛造 (みずの たんぞう)
ミズノ株式会社のゴルフ広報担当。ミズノ入社以来、10数年に渡りクラブ・用具選手等のPRを主業務とする。ある時は、ツアーの現場から。ある時は、新製品の開発現場から。またある時はミズノ社員しか知りえない丸秘の現場から。常に”現場”からミズノのHOTな情報を発信し続けている。誰よりも、ミズノの軟鉄鍛造アイアンを愛する36歳。
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2005年10月28日(金曜日)
1発目がスタートでありゴールなんです

こんにちは。水野鍛造です。

契約女子プロそれぞれの“利き目”について、前回、その特徴を語ってくれた田中博文クラフトマン。

トーナメント会場の片隅に置かれたワークカーの中でプロからの細かい対応に追われる毎日を送っているが、
その田中クラフトマンが

「その1球目に最も気を遣う」

というのが、新作のクラブを各プロにはじめて試してもらう時だという。

「プロはそれぞれに“利き目”を持っているので、その“利き目”に合わせることはもちろんですが、そのクラブを渡すタイミングというのが非常に重要なんです。
例えていうなら料理と同じ。
我々クラフトマンは、コックであり、ヘッド・シャフト・グリップというそれぞれの食材を各プロの好みに合わせて調理していくわけです。
しかし、セッティングに不安のない状態。
つまり、お腹が一杯なプロもいれば、クラブに対して不安を抱え、空腹な状態のプロもいるわけです。
空腹なプロにとっては、そのプロの“利き目”をクリアしておけば、すんなりとクラブを試してもらうことができますが、セッティングに不安のないお腹が一杯なプロには、せっかく最高の食材を使って作り上げた料理でも、まずい料理としてしか捉えてもらえないんです」

それだけに、日頃からそれぞれのプロがクラブに求める要望に耳を傾けて、使用するクラブのケアにクラフトマンの面々は全力を注いでいます。RIMG0009_2_2_3.jpg
「また、どのプロでもそうですが、新しいクラブを試す1球目というのは、先入観がないので、自分のスイングをしてくれます。
そこで各プロが望む最高の弾道が出ると、思わずホット胸をなで下ろします。
しかし、1球目にミスが出ると2球目からは、そのミスを修正する意志がスイングに生まれてしまいます。つまり、その後にいくらナイスショットが出るようになっても、それはプロがクラブに対してスイングを合わせている証拠であり、そのプロは、その新しいクラブを使ってくれることはないんです。
ですから、新作のクラブを試してもらう時の最初の1球は、我々クラフトマンにとってスタートであるとともにゴールでもあるわけですよ」

 新作のクラブというのは、新しい理論や新素材を採用し、機能向上を図って市場への登場を待っている逸品です。。

 その真価をまずは、トップステージに位置するプロに試してもらうことで、私たちがエンドユーザーの方々に自信を持って送りだせるかどうかの基準にもなっているといえます。

 そんな、田中クラフトマンが取材の最後にこう語ってくれました。

「11年間ワークの仕事に携わってきましたが、この仕事は、我々作り手と使い手であるプロとの信頼関係が非常に大切です。
お互いの気持ちが調和した時に優勝というゴールが見えてきますし、プロからの“ありがとう”のひと言は、何ものにも替えられない喜びです。
その“ありがとう”を聞きたいためにこれからもプロの方々のために頑張っていこうと気持ちを入れ直せる瞬間なのです。
プロにとっても試合会場は1打に凌ぎを削る戦場ですが、我々にとっても毎試合が戦いの場なんですよ」

 ともに勝利の美酒を味わうため、今日もミズノ ワークスタッフはツアー会場で作業を続けています。

2005-10-28 18:30
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投稿者 紅蓮の卍 : 2005年11月16日 23:19

田中博文クラフトマン

今日、パーゴルフの特集読みました。

田中クラフトマンのプロ根性とクラフトマンという職業に誇りを持って取り組んでおられる様子に感銘、また岡本プロの殿堂入りを誰よりも喜んでいる者の一人だと感じました。

日本女子オープンの話のくだりはまさにクラフトマン冥利に尽きるのかなぁと読んでて羨ましかったです。

僕の場合はお客に喜んで貰える縁の下の力持ちのような人間になれればと思って仕事してます。

これからも女子プロの皆さんのために頑張っていいクラブ提供して下さい。

おそらくこれからも僕の場合ですが、お客と関わっているときは我が儘ばかりでふざけんなと思いつつ、お互いで一つの仕事を共に終えたときの「ありがとう」の一言で今までのすべてのいきさつを忘れて、込み上げてくる喜びと達成感は、職の違う僕にも多少は似てるのかなぁと思いました。揶揄し過ぎすいません。

これからもご活躍期待してます。

でもあれですよね、ここだけの話し「ありがとう」て言葉はなかなか聞けないですよねぇ 田中クラフトマン。

投稿者 田中博文【ミズノ】 : 2005年11月21日 10:01

ありがとうございます。激励のメッセージ、本当に嬉しいです。
確かに、気持ちのこもった「ありがとう」って言葉は、なかなか言えませんし聞けませんね〜。
改めて岡本綾子プロの素晴らしさを再認識されます。
これからも、プロに喜んでもらえる、また成績を残してもらえるような仕事をしていきます。

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