さて、最終日の試合展開に話をすすめると第1組がスタートする頃には、雨も本格的に降り出し、時折、ザーッと雨音が響く過酷な状況に……。
ティグランドの周りにはギャラリーによる傘の花が開きました。
その中、昨日まで通算13アンダーで単独トップに立っていたS・K・ホ プロは、前半のハーフを全てパーという、グッと耐える展開が続きます。
一方、トップと3打差の2位タイでスタートしたD・スメイル プロは、思うようにバーディを拾えず、8番ではボギーが先行。S・K・ホ プロに遅れをとってしまいます。
さらに、同じく最終組でラウンドするD・チャンド プロもスタートホールでボギーが先行。
9番でもボギーを叩くと優勝戦線から離脱。S・K・ホ プロがハーフを終了して独走態勢に入るのかと思われました。
しかし、その状況に待ったをかけたのが、第3ラウンドでトップに4打差の4位タイにつけていた真板潔プロ。
出だしからの連続バーディで、トップを走るS・K・ホ プロにハーフ終了時には2打差にまで肉薄。
さらに、トップと5打差の6位タイでスタートした市原建彦プロも前半に1つスコアを伸ばし、こちらも優勝への望みをつなぎ、勝負のバックナインへと突入していきました。
しかし、
“こういった難しい状況ではボギーを叩かないことが絶対条件”
と後に語ったS・K・ホ プロは、勝ち方を知っていました。
10番で念願のバーディを奪ってその差を広げると、再びパーを重ねる展開。
市原プロやD・スメイル プロもバーディで追いすがりましたが、その後も危なげないゴルフを展開し、見事に逃げ切り優勝。4年連続で、辛酸を舐め続けていた、この〜全英への道〜ミズノオープンで初優勝を飾りました。

表彰式後の共同インタビューでS・K・ホ プロは
“この大会は、メジャーへと続く非常に難しいセッティングで、こういうコースの難しさを楽しみながら優勝できたことは、自分にとっても、非常にランクアップすることができたと思うし、メンタル面の強化にもなった。昨年の12月に結婚して、来年の2月にはパパにもなるので、家族にいい報告ができて、本当に嬉しいです”
と優勝の喜びを語るとともに
“全英オープンへは、これで4年連続の出場となります。メジャーという雰囲気も過去3年の経験で、だいぶ分かるようになってきたので、これまでの経験とこの大会で、自信をつけたガマンのゴルフをいかして、いい成績を残してきたいですね。”
と、全英オープンへ向けての抱負を語ってくれました。
追い上げた市原建彦プロとD・スメイル プロは、ともに通算277ストロークの11アンダー、2位タイで、4日間の戦いを終えました。
そして、ミズノオープンの上位者4名が勝ち取ることのできた全英オープンへの切符は、優勝のS・K・ホ プロ、2位タイの市原プロ、スメイル プロ。
そして、この日、6バーディー、ノーボギー66というビッグスコアで前日の24位タイから大幅にジャンプアップしたW・パースキー プロが、真板潔プロと通算10アンダーの4位タイで並んだものの、最終日のスコアが最優先されるレギュレーションから、見事に出場枠を獲得。
日本プロから、この〜全英への道〜ミズノオープンまでの日本予選での対象者は、谷原秀人プロと最後まで近藤智弘プロとのデッドヒートを繰り返していた武藤俊憲プロが近藤プロとともに6位タイに入り、約30万円という僅差でその戦いを制し、見事全英オープンへのチケットを手に入れました。
しかし、どの選手にとっても、ここがゴールではなく、あくまで世界最古のメジャー大会へのスタートラインに立っただけで、本当の戦いは、試合を終えた、この場から始まっているんですよね。
そして、ミズノスタッフに目を向けてみると手嶋多一プロが、通算6アンダーの12位タイ。
川岸良兼プロと白潟英純プロが、通算2アンダーの30位タイ。
イーブンパーの46位タイには平石武則プロ。
期待の新星・吉田泰典プロは、ボギーが先行し、通算1オーバーの51位タイ。
そして、高山準平プロが通算4オーバーの58位。
鈴木亨プロが通算5オーバーの59位タイ。
そして、桑原克典プロが通算6オーバーの61位タイで4日間の長い戦いを終えました。ミズノスタッフの全英オープンでの戦いをファンの皆様とともに私も強く願っておりましたが、その想いは、また来年の戦いに期待することとしましょう。

さて、このミズノオープンでは、大会期間中、様々なイベントを開催してきました。
中でも参加したギャラリーから、非常に好評だったのが、トーナメントの裏方を巡る、その名も「トーナメント観戦プライオリティツアー」です。
普段は、決して見ることのできない競技運営をつかさどる運営本部やスコアの状況を逐一更新している速報本部。
そして、大会の情報を発信するメディアセンターや選手の体調管理やストレッチ、トレーニングの手助けをするフィットネスカーなどを巡るツアーで、ツアー参加者からは、様々な場面で質問が飛び交っており、トーナメントの裏方を間近で見て、その空気に触れることのできる貴重な体験となっておりました。
これからも、手に汗握る熱い試合展開はもちろん、この「トーナメント観戦プライオリティツアー」をはじめ、来場いただいたギャラリーの方々の記憶に残るような楽しいイベントを数多く企画していきますので、来年もどうぞよろしくお願いしますね。
さて、6日間にわたる現地リポートもこれにて終焉。
現地へ足を運んでいただいた方。
テレビの前で熱い声援を送っていただいた方。そして、このブログを毎日欠かさずお読みいただいたブロガーの皆様。
どうもありがとうございました。
次回からは、またミズノのHOTな情報をお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いしますね! |